先代のADV C5はナンバー付でしたが殆んど街乗りは無く、最終的にはナンバーもはずしてしまいましたので、今回は初めからナンバー無しでのレースカーの製作と決めていました。
オーナー・中ちゃんは新車で購入した1995年式4thカマロに16年乗り続け、車両の老朽化を向かえ、現行カマロに乗り換えを決意。新車からレースカーを造っていく変遷をご紹介します。
3rd カマロで究極のハンドリングマシンを作りたい。解かりやすく言うと「一般道も走ることが出来、サーキット走行やレースにも参戦できる車。」これがオーナーさんのコンセプト、今回我々が受けたオーダーです。
オーダーの内容は、ベース車は68~72までのシェベルワゴンでAT、A/C、パワステ、パワーブレーキ装備、 また、都内在住なので渋滞等に気を遣うことなく、足として快適に使用出来ること、 首都高をよく利用するので、直進性、レーンチェンジ等に気を遣う必要が無いようにしっかりとしたハンドリングにして欲しいということでした。
今回は、70Mustangのミッションスワップのレポートです。当初は、マニュアルミッション修理ということで入庫したのですが、修理コストやニューミッションのメリットを考慮した結果、ミッションスワップという選択に落ち着きました。
このカマロ、ドラッグレースシーンではおなじみの車かもしれません。2000年シーズンに参戦した全てのレースでクラス優勝している車です。スペック的には、ほぼストック状態ですが、きちんとメンテをしているので、 常にベストコンディションで参戦している結果でしょう。
古い車を今の車の快適性で走らせたい。 しかもメンテナンスの手間も出来るだけ省きたい。 そんなコンセプトで何か作りたいと思っていました。