カマロ、コルベット、バイパー、トランザムなどアメ車でサーキットを走って遊んでます!一緒にいかがですか?
Team Advance ホーム > 参戦レポート > 2006年 インタークラブ 第1戦 筑波サーキット
>>> レース参戦レポート
InterClub 2006 Round1 2006/03/05 筑波サーキット
天気も良く暑くも無く非常に良い条件での今シーズン開幕の一戦でした。
レースの方は実際に見てもらうのが1番楽しいと思いますが、今回はADVmasaからのレポートを掲載します。

Team ADVANCEからの参加は下記の通りです。

車  種
氏  名
クラス
69 CAMARO GHOST号 GF-T
95 CAMARO Z28 中ちゃん号 PH-4
97 VIPER GT-S コレクションズ 本多氏 PH-4
VIPER R/T-10 I−5 安部氏 PH-4
01 ADV C5 masa PH-4

これだけの台数をいっぺんにメンテナンスするのは無理なので、昨シーズンから問題を抱えている点を連絡していただいて、2月26日の当社のFSW走行会に間に合うようにズラして入れていただきました。
GHOST CAMAROは仕事の都合で走行会には参加しないので、1番後回しになってしまいました。

■ Camaro Z28(中ちゃん号)の場合





Photo by KAZ
2005シーズンはPH-4クラスシリーズ3位でした。

昨年最後のFSW走行会の後、デフのサイドB/Gの音が問題になりました。昨年何回か調整しているのですが、また音が出ました。バラしてみると、ピニオンのB/G等が焼きつき気味でした。
デフOILの油温が高くなりすぎているようでした。ダンダンドライバーのスキルが上がって来て、コーナリングスピードが上がりトラクションも前以上にかかって来たのが原因と思われます。
デフクーラーを装着して対処しておきました。

デフクーラーなどクーラーの取り付けは冷やすことは勿論ですが、万が一ヒットした時に出来るだけ破損が少ないような所に取り付けるのも重要になります。(縁石や、スピンした時に破損すればリタイヤとなります)
エンジン&トランスミッション調整、各オイル交換、ブレーキのチェック&フルード入れ替えなど通常のメンテナンスでFSWを走って確認いたしました。
(雨で、温度は参考になりませんでしたが・・・)
問題は無くそのまま筑波参戦となりました。

毎回自走で、筑波入りするので(普段は足として乗っています。)SタイヤのセットをADVローダーでの搬入です。朝到着してから助手席&リアシート、その他必要ないものを全て下ろして、多少の軽量化、Sタイヤのセットに変えて準備OKです!
予選&本線も危なげなく淡々と走りきり同じくらいのタイムのBMWやポルシェとのバトルを楽しんでいたようです。



■ Viper GT-S(毒マムシ1号)本ちゃんの場合







Photo by KAZ
昨シーズンの最終戦から新しくセットしたブレーキのバランスが悪く最終戦はすごく苦労していました。タイヤにあったホイルの入手も難しかったのですがなんとか手に入れたようです。タイヤも昨シーズンまで使用していた、ADVAN 048をやめて(サイズが有りません)ミシュランのCUPタイヤと成りました。
排気系の部品をオーダーしていたようですがレースまでに間に合わなかったのでノーマルのままです。
問題のあったブレーキは、調整式のプロポーショニングバルブを最終戦終了後にすでに取り付け終了していたので、後は調整のみでした。
前回終了後にオイルクーラーのオイル漏れが見つかり心配していましたが、フィッティングの締め付けのみでOKでした。
オイル類の交換、各部締め付けP-LAPの調子が悪かったので(センサーとマフラーパイプ゚が近くセンサーが解けていました)センサーを交換しOKです!

FSW走行会はあいにくの雨でミシュランでの走行は叶わず、ストリートラジアルタイヤでの走行でした。よって最終調整が出来ず当日の朝のフリー走行での確認となってしまいました。サーキットの路面状況が悪く車輌の確認のみで早々に切り上げていました。

昨年までの本ちゃんでしたら、無理してそのまま走りスピンしまくりだったと思いますが、さすがに1シーズン戦っただけ有って【無理をせず引く決断が出来た事】大切な事だと思います。長く続けて行くには車を壊さない事が大切だと思います。

当日フリー走行の後に、トランスミッションの入りが悪いとレポートされたので、クラッチを確かめてみると若干エアーを噛んでいたようです。何回かポンピングしていたら正常に戻りました。

ブレーキは若干リア側が早期ロックを起こしていましたので調整をして予選に望みました。予選後半で1,05.07を出していました。昨シーズン8秒台だった事を思うと格段の進歩です!
予選総合8位につけていました。
決勝は、スタートで失敗した私を抜いて、3台ほど前を走っていたので後ほどレポートします。




■ ViperRT10(毒マムシ2号)I-5安部ちゃんの場合









Photo byKAZ
昨年からコレクションズの本多氏よりさんざ『レースやりましょうよ!』と誘われて、今回が4輪レースのデビュー戦です。
何年か前にレース用に改造して、街乗りとして乗っていた車輌です。昨年後半あたりから当社FSW走行会に参加して、練習を開始しました。
 車は初めてですが2輪のレースは長年やっていますので、サーキットには慣れています。
昨年は走行会でパワーステアリングの調子が悪く、パワステポンプの修理やP/Sクーラーの取り付けなど、主にレースのレギュレーションに合わせる内容(消化器を取り付け&シフターの穴などを塞いだり)がほとんどでした。
デフオイル交換の時にデフのドレンボルトが無く、毎回カバーを開けるのは大変なので(Sタイヤタでサーキットを走るとすごくロードがかかるので交換は頻繁になります)ドレンボルトを加工製作致しました。
FSWの走行会ではすでにミシュランCUPタイヤを装着していた為、『FSWに来る前に東名高速でハイドロプレーニングを起こしそうなので(自走で来るつもりだったらしい)欠席』の連絡が入っていました。
インタークラブは独自のライセンスに成るので、初参加の人は出走前にインスペクション走行を行ってOKに成らなくてはライセンスが交付されません。
当日、朝6時45分位からインスペクション走行のドライバーズミーティングが始まるのですが筑波に到着するのが時間ギリギリで、廻りの人たちの方が慌てていました。
無事間に合い走行の方も終了してライセンス交付OKで出走が決まりました。
車両の方は特に問題も無く順調です。
予選は1,08.351というタイムでした。
筑波サーキットを4輪車で初めて走ったにしては速いタイムです。確か昨シーズン毒マムシ1号を駆る本多氏も初走行は同じぐらいのタイムだったと思います。
廻りからは毒マムシ兄弟として恐れられている存在です。(昨年の10月ぐらいのFSW走行会では2台のViperが連なって走り、いろんな所でスピンしまっくっていました。このスピードでコーナーに入っていくか?という速度で進入して2台同時に回ったり懲りずにまた同じところでまわったり、限界を試しているかのような2人でした!)
とにかく今回は無事本戦も完走して、まず最初の関門はクリアーしました。
結果だけ見ると、【だってViperでしょ?】と思われるかもしれませんが、1度でも筑波を走った事が有る人でしたら、アメリカ車の大排気量&大トルクの車を筑波で走らすことが結構大変だという事を容易に想像できることと思います。次回に向かって車のセッティング&本人のスキルアップによっては怖い存在の1台です。
本人曰く、『2輪よりコースが短いのに遅いのはなぜ?』と悔しがっていました。
私も2輪のレースから4輪に入ってきました。なので・・・(何で4つもタイヤが有るのに上手くいかないのだろう????)モードに入ってきていると想像します。
今後が楽しみな1台です!



■ 69 Ghost Camaro 鎌ちゃんの場合







Photo by KAZ
昨年秋にCL346のエビスの走行以来のサーキット走行です。
エビスの時に『T/Mの入りが悪い』を訴えていましたので、久しぶりに69CAMAROをドライブしてみました。
スクールを兼ねて鎌ちゃんも同乗での走行です。
降りて開口一発、【あんな感じで運転するの?】でした。
というのは普段から勉強熱心な鎌ちゃんは、本屋などで売っているDVD、ビデオなどを熱心に見ているようで、エンジンを思いっきり回して、カ〜〜〜〜ンと引っ張ってシフトチェンジを想像していたようで(完全にレースエンジンでしたらそうかも知れませんが、街乗り兼サーキット、しかもエンジンの寿命を持たせようとした物ではヤッパリ運転の仕方を変えなくては)
そんなに回転を無理に上げないで、MAXトルクが出ている部分を越した辺りでドンドンシフトアップして行き、シフトダウンもブレーキをエンブレと一緒に上手に使い、一呼吸置く感じでゆっくりとシフトダウン操作します。
必要以上にトルクがあるアメリカ車は見た目と違って、全ての操作をすごく丁寧に行う必要が有ります。アクセルを離したとたんに姿勢を崩します。(完全にウエットの路面ではアクセルを離しただけでスピン!なんていう事も有ります)
そうする事によってエンジンやトランスミッションの消耗を最小限に抑えて走らすこと可能です。
もちろんここぞと言う時はガンガン行っちゃって下さい!!!

そんな話をして、その後はサーキットでの練習もなく当日を迎えました。
走行前のメンテは、オイル類、ブレーキなど、ごく普通のメニューでした。
もう4シーズン目に入った鎌ちゃんは慣れた者で、当日やらなくてはいけない事は全て分っていますので、淡々と予選をこなしていました。
ドライビングもコツがつかめたようで、シフトなども問題は無かったみたいです。

GF-Tクラスはレギュレーションで、ノーマルタイヤの1インチアップ゚まで使用可能になっています。ただし最近16インチの国産Sタイヤは225位までしか太さが有りません。
せめて245ぐらいは欲しいところです。

本人いわく、『モット太いの入れたいな〜 ビジュアルもなぁ〜・・・』

レギュレーションはレギュレーション、しっかり守って頑張りましょう!



■ ワカミヤ小島さんの場合





Photo by KAZ
今回はC5が間に合わずF355フェラーリでの参加となりました。
ここ何年かサーキットで良く会い一緒に走っている仲間です。
確か初めてお会いしたのはADVのFSW走行会にC4で参加されていたと思います。
私も小島氏もすでにドライバーとしてのピークはとっくに過ぎ、【Team下り坂】として仲良くしています。(怒らないでね!)

小島氏はクローンが何人もいるのではないかという噂も出るほどアメリカ車関係のサーキット&ドラッグには毎回参戦しています。
ここ何年かは特にサーキットに力を入れてドンドン速くなって来ている1人です。
とにかく車に対する情熱はすごいです。
特別講師であるキャバゾ〜君を引き連れて練習熱心です。
昨年暮にはモテギでTIPOの耐久にキャバゾ〜君と参戦し最後の最後までトップで走っていたのに最終周にデフ爆裂・・・リタイヤという劇的なレースを見せてくれました。

前置きが長くなりましたが、今回F355(C5のスペアがF355か?)を持ち出しピットでの話し方までアメリカ車乗りとは違う風に装っていましたが、そういう風に思っていたのは本人だけで、いつもの様に怖くて悪そうな小島氏でした。
ただ本当は見た目とは違ってすごく真面目で(私が知っているのはサーキットだけで私生活は知りません)勉強熱心で何時ものようにいろんな話をしていました。
緊張という言葉とはほど遠いピット風景でした。
決勝の様子は最後のmasa編でお伝えします。
これからも一緒にバトルを続けて行きたいと思います。
今後とも宜しくお願い致します&あんまりいじめないでね!・・・



■ ワタクシmasa ADV C5号の場合



Photo by KAZ
昨年暮に47歳になりましてゼッケンと同じになりました。スッカリ老眼も進みキャブのジェットの番号は勿論、シリアルも光の加減によっては見えません。(これが理解できる方、あなたも老眼ですね?)
【Teamくだり坂】隊長としてはなるべく頑張っているのですが 覚えも悪くなり苦労しています。
今年初めから、RACE用として使用していたE/Gのブロックとシリンダースリーブの間から水漏れが有り(ブロックにスが入っているので)そのスリーブの打ち直し作業をしたのですが、走行会前にテストした所打ち直し下スリーブ側のバンクのスリーブ全てから水が出るようになってしまいました。(熱をかけた事で片バンク全て駄目になったのか?)
間に合わないので、ノーマルの2001 LS-1(もともとこの車に付いていたものです)に急遽積み替えて走ることに成りました。
昨年シーズン終了後にノーマルエンジンのデータ取りを進めていましたので、すでにカムシャフトは交換して有りました。今回ついでなのでインテーク&スロットルボディーも一緒に交換しました。
仕様としてはノーマルLS-1
ヘッド&ブロックも含めいわゆる【つるし】の状態です
カム、インテークマニフォールド、スロットルボディーの交換が全てです。
ロッカーアームも、プッシュロッドも上記3点以外は全てノーマル、加工も一切していません。エアークリーナーシステム、タコ足、マフラーシステムはすでに入っているオリジナルのものを使用しました。
コンピューターのセッテイングを行い398HP(DynoPack)補正無しの後軸出力です。
【ノーマルエンジンでどこまでいけるか?】というのも実際にテストできると思い、そのままADV走行会を走りました。
残念ながらFSW走行会はヘビーレインで完全にウエットの状態でした。
とのかく上までスムーズに回るか?トルクの落ち込みは無いか?など確認のみの走行となりました。
実際走ってみるとフィーリングは良く雨の中ではドンピシャでした。
そのままインタークラブ【筑波】第1戦に持込が決定しました。



Photo by KAZ
予選

タイヤはフロントタイヤは新品を使用、リアは2レース目です。
1番前でコースインしたかったのですが、車輌の置場の関係で4番手でコースインとなりました。1&2は今回から参加の切替兄弟のフェラーリ、3番目はインタークラブでの我がTeam CL346隊長の三四郎氏のポルシェに続いてのコースインとなりました。

2周ぐらい暖めて3周目にアタックしたのですが、ストレートで三ちゃんポルシェに付いてしまいます。さすがにこのエンジンではストレートでパスするのは不可能と思い、早めにピットに入り、エアー調整をしてクリア待ちをしました。
調度、中ちゃんカマロもエアー調整に入っていました。

『フェラーリの後ろに入りたい!』とメカの志和と伏見にお願いしましたが、すでに2人はアタックを終了してピットインしてきました。
とにかく上手くクリアに入れれば!そう願いつつコースイン、トータル9周で予選を終了しました。

1,04.983  予選総合6位

【 ノーマルエンジンで5秒をきる!】 当初の目標は2年目で達成しました。
予選結果を見るとフェラーリ切替兄弟は2人とも2秒台。
とても追いつきません。
毒マムシ1号の本ちゃんが5秒台8番手、三ちゃんも5秒台9番手、小島さん10番手
毒マムシ2号の阿部ちゃん8番手、中ちゃん19番手となりました。

予選も特に問題はなく、無事終了です。




Photo by KAZ
決勝

私は3列目のアウトからのスタートです。
私masaはスタンディングスタートがメチャクチャ苦手です!

19歳(その前は2輪でMCFAJ350cc)からレースしていますが、ほとんどがローリングスタートで、FJの時4回とJPで1回、インタークラブに参戦してから毎回スタンディングスタートになりました。(チョット言い訳)
でもスタート練習しないとせっかく予選で前に出てもすぐに抜かれてしまいます。

本当にそのとうりになっちゃいました!!!!!!・・・orz
スタート出遅れ、4
台に抜かれ、10番目で1コーナーに入っていきます。トホホホ・・・
あわてて踏めば踏むほど前に進みません!チックッショォォォォ〜

まあ、やっちゃった事は仕方がない・・・
気を取り直し巻き返しにかかります。

レコードラインは前を走っている車が有りますから同じラインを走っている限り抜く事は出来ません。今回はストレートスピードのマージンもほとんどありません。

まずは小島さんとつるんで、毒マムシ1号Viper本ちゃんをパス
しばらく小島氏のF355の後を追走し1コーナーから仕掛てヘアピンでパス、

2〜3周はかかるかな?と思っていましたが小島さん割とすんなり行かしてくれました。
「もしかしてこの人いい人?」なんて思っちゃった私は馬鹿かしら?

その後スーパーセブンもパス、やっと三ちゃんポルシェが見えた時には残り2週でした・・・

巻き返しならず、総合6位でゴールしました。

今回もバトルだらけで楽しかったです。まわりも各タイムレンジでバトルだったようで皆さん本当に充実して良い顔していました!
だから何時までたっても止められません
この充実した時間を味わってしまうと、一生止められなくなってしまいます。
アメリカ車が走ることが出来るレースを開催していただいている事に感謝します。

特にインタークラブは事務局も全て運営しているのはボランティアだそうで、本当にご苦労様です。参加している皆さんも協力してこういう場所を増やしていきましょう!

いつの日か、TRANS-AMレースの様なレースを日本で開催できないか?と目論んでいるmasaADVのレポートでした。


Copyright(C) Advance Auto 2008 All Rights Reserved.
Powered by Studio TRIBE